食用クラゲは6種類

種類によって歯ごたえが違いますし価格も違います!

 今まで皆様はクラゲを食べてもクラゲの種類などまったく気にはならなかったと思います。クラゲを食べた時、「今日のクラゲはコリコリ感がある」「今日のクラゲはザクザクしている」「今日のクラゲは肉が厚い」「今日のクラゲはクルクル巻いている」「今日のクラゲは水っぽい」など感じたことがあったのではないでしょうか?それらの違いはクラゲの種類からきているのです。現在食用に給されているクラゲには大きく分けて6種類あり、それぞれ特徴があります。それらをこのコーナーでお伝えしたいと思います。今度皆様がクラゲを食べた時何クラゲか聞いてみると分かるようになると思います。またこのコーナーは業者の方も見ると思いますが、お客様は家庭では食べられない、食べて感動するクラゲを求めていますので是非お客様が食べて感動するクラゲをお勧め下さい。よろしくお願い致します。

食用クラゲの分け方

 食用クラゲは、大きく分けて「業務用クラゲ」「加工用クラゲ」に分かれています。業務用クラゲは主に中華の前菜に出てくるクラゲです。加工用クラゲはスーパー等で売られている中華くらげやクラゲ珍味に使われているクラゲです。業務用クラゲは単価は高いのですが肉質を重要視し、加工用クラゲは単価を重要視します。以前は湯通しした時クルクル巻くのが業務用クラゲで、巻かないクラゲが加工用クラゲとなっていました。日本で今食べられているクラゲの種類は、(1)キャノンボールクラゲ(2)ビゼンクラゲ(3)ヒゼンクラゲ(4)エチゼンクラゲ(5)ホワイトクラゲ(6)チラチャップクラゲの6種類に大別できます。傘の部分は「皮」「Body」、足の部分は「頭」「Head」とも言います。傘の部分も足の部分も加工されます。それぞれ産地も肉質も違い、歯ごたえも違います。業務用クラゲはだいたい(1)〜(4)、加工用クラゲはだいたい(5)のクラゲを使います。(6)の頭は業務用で使われ、皮は加工用のクラゲがない時加工用として使われます。販売されているクラゲにはいろいろなクラゲ名がついていますが必ず(1)〜(6)のクラゲのどれかに属します。クラゲを食べた時(1)〜(6)のどのクラゲか考えて食べるとクラゲの違いが分かるようになり、クラゲを食べる楽しさも増し、必ず"クラゲの通"になれると思います。