目的

 「くらげ普及協会」とは、食用クラゲの種類について知ってもらい、クラゲを食べる食文化を拡げる活動をして、クラゲを加工しクラゲの有効活用を考えていくことを目的とします。そのためにクラゲ料理やクラゲ製品をご紹介しながら、「クラゲを食べる会」や「クラゲの講演会」も各地で企画し、クラゲについて親しんでいただけるような普及活動をしていきます。そして世界の人にもクラゲ料理を食べてもらえるようにクラゲの食文化を世界に発信していきたいと考えております。

ご挨拶

(有)くら研 代表取締役 福田金男

 私は「くらげ普及協会」発起人の福田金男と申します。山あり谷ありどん底ありを経験しながらたくさんの方に助けられ、クラゲの仕事に携わり早いものでもう45年目になりました。助けていただいた方々にはこの場を借りて本当に感謝申し上げます。私は皆様に美味しいクラゲ料理を食べていただくために、ひたすらクラゲ一筋、品質の良いクラゲを追い求め輸入し販売してまいりました。今まで常々考えていたことが四つあります。一つ目は、食用クラゲについて書かれた資料があまりないということでした。そのため機会があれば自分でクラゲを見て触って噛んで食べて勉強してまいりました。二つ目は、クラゲ料理には中華では前菜にしかなく、和食では酢の物、洋食では皆無でした。和食・洋食でもクラゲを使った料理を作ってもらえないものか考えてまいりました。三つ目は、日本では昔からクラゲは食べられていたのですが、今食べられているクラゲには大別して6種類あり、それぞれ種類によってコリコリしたクラゲもあれば柔らかいクラゲもあり、高いクラゲもあれば安いクラゲもあるということが知られてなく、6種類のクラゲを知ってもらいたいと考えてまいりました。四つ目は、お店でクラゲの一品料理を注文する人は少なく、家庭でも自分でクラゲ料理を作る人は少なく、クラゲを知ってもらえればお店でも家庭でももっともっとクラゲ料理を食べていただけるのではないかと考えてまいりました。そこでこのクラゲ専門のサイトを企画した次第です。 そこに近年日本に漂着するエチゼンクラゲが社会問題になって、長年クラゲに携わってきた者としてエチゼンクラゲを加工し食べてもらうことにより漁民の方の手助けになるのではないかと考え、2009年エチゼンクラゲを加工し、料理店さんでも使えるクラゲの加工に成功致しました。2010年、2011年、2012年 エチゼンクラゲは漂着しませんでしたが、来れば加工し販売する準備はすでに出来ています。 これからもっともっとクラゲ料理をお店でも家庭でも気楽に食べていただけるようクラゲについて知っていただき、美味しいクラゲ料理や家庭で作れるクラゲ料理もご紹介しながら皆様方と一緒にクラゲ料理を食べる輪を拡げていきたいと考えております。また今後クラゲの有効活用を考える輪も拡げられればと考えております。これからクラゲをよろしくお願い申し上げます。

くらげ普及協会 会長 福田金男

<会長・福田金男の経歴>
 1949年熊本県出身、0歳の時 神奈川県茅ヶ崎市に転居。茅ヶ崎北陵高校、明治大学商学部卒業。衣食住すべての職業を経験し、30歳の時(株)大榮貿易公司に入社、9年間中国料理材料を勉強する。38歳の時独立、「(株)福田號」を設立し、業務用クラゲ専門に輸入卸の仕事を始める。年々販売量を増やし日本で扱う業務用クラゲの20〜30%のシェアを持ち販売量でNo.1になる。その後中国にあるクラゲを買い占めたが新しい場所で大量に獲れ、独立10年48歳の時失敗、どん底を経験する。しかしお客様の協力でクラゲ輸入の仕事は続け、2〜3年で再び販売量No.1になる。2000年51歳の時キャノンボールクラゲを渦巻状にカットする方法を思いつき翌年特許取得、メキシコからキャノンボールクラゲを輸入し渦巻カットし、「渦巻くらげ」と名づけ販売すると「クラゲの革命!」と言われ爆発的に売れる。「渦巻くらげ」は現在も一番良い品質のクラゲとして流通している。その後も和食洋食用にクラゲの形をした2〜3cmのかわいいクラゲ「姿くらげ」を開発し特許も取得。また「象眼くらげ」「バイキング用クラゲ」等新しいクラゲを開発し続けている。2005年頃からは毎年日本海に漂着するエチゼンクラゲを視察、2009年福井県の人と中国式のクラゲ加工方法を取り入れたエチゼンクラゲの加工に成功、ナショナルジオグラフィックテレビにも取り上げられ世界に放映される。現在「くらげ普及協会」としてクラゲについて知ってもらい、クラゲ料理を特に和食・洋食に使ってもらう普及活動をしながら、クラゲ料理を食べてもらう活動を続けている。ゆくゆくは世界の人にもクラゲ料理を食べてもらいたい夢を持って活動している。

くらげ普及協会 事務局

携帯:090−7014−5121
Email:jellyfishfuku@siren.ocn.ne.jp