塩クラゲのもどし方

 今回皆様方の中で塩クラゲを自分でもどせる人が何%位いらっしゃるか考えました。クラゲ先進国でクラゲを食べる食文化がある中国では90%以上のほとんどの方が塩クラゲを自分でもどしてクラゲ料理を家庭で作って食べているとの事です。日本では10%もいないのではないでしょうか?もしかしたら100人に1人いるかどうかかもしれません。そこで私の知る限りのもどし方を書きましたのでお試し下さい。クラゲをうまくもどせると必ず味付けして食べてみると思います。お店でも気楽にクラゲ料理を注文できるようになり、クラゲをもどせるようになることがクラゲを食べる食文化が拡がる第一歩かもしれません。是非一度塩クラゲを買ってもどして食べていただきたいと思います。

 
 

<基本的なもどし方>
  業務用で使われているクラゲは、キャノンボールクラゲ(渦巻くらげ・姿くらげ)、ビゼンクラゲ(大連クラゲ・チャイナタイプクラゲ)、ヒゼンクラゲ(大連バイキング用クラゲ・象眼くらげ)、エチゼンクラゲ(沙クラゲ)です。基本的に水分が多いクラゲやもともと肉質が柔かいクラゲは70〜80度で湯通しし、シメの良いクラゲは熱湯で湯通しするのが基本です。キャノンボールクラゲはシメが良いですので熱湯で湯通しします。以前の大連クラゲ(ビゼンクラゲ)は熱湯で湯通ししても大丈夫でしたが、最近の大連クラゲは1回しか塩とミョウバンで絞めていないため今は70〜80度で湯通しします。ヒゼンクラゲとエチゼンクラゲはもともと肉質が柔かいですので70〜80度で湯通しします。また湯通しする時間も重要です。長く湯通しし過ぎると柔らかくなり、もどりが悪くなります。また大量に湯通しすると温度も落ちますので調節して下さい。また塩抜きの時間や塩抜きの後水に浸けてもどす時間も流し水や水を何回も取り替えるとそれだけ早く塩は抜けますし早くもどります。
  加工用クラゲやお店で売られている塩クラゲはホワイトクラゲやエチゼンクラゲが多いです。見分け方はクラゲの原産地が東南アジアでしたらホワイトクラゲで、中国産でしたらエチゼンクラゲ(沙クラゲ)が多いです。ホワイトクラゲは50度位で湯通しし、エチゼンクラゲは70〜80度で湯通しします。

※下記は家庭の鍋でもどす500g以内の量の場合を想定して書いています。重要なのは湯通しする時間でクラゲの種類によって皆違います。


 
 
 
 
     

長時間湯通しするとどうなるのか?実験してみました!