現在、品質が良く単価も安いメキシコ中米産キャノンボールクラゲを使うお店が増えています。
今まで日本の中華で使われていたクラゲは、中国産ビゼンクラゲ(大連クラゲ)がメインでした。中国では中国産ビゼンクラゲ(大連クラゲ)を日本に輸出し、中国国内では中国産エチゼンクラゲ(沙クラゲ)を使っていました。それが中国の発展に伴い中国国内でもクラゲの需要が旺盛になり、今まで輸出していた大連クラゲも食べるようになりました。逆に日本では景気が悪いため安い中国産エチゼンクラゲ(沙クラゲ)を使うお店が増えてしまいました。まして大連クラゲの漁期には子供の小さいまだ受精しないクラゲを我先に獲ってしまい、最近中国では資源的に枯渇してきました。また日本向けは3回シメていたのですが、中国国内販売用に今は1回しかシメず品質も落ちてきました。このような状況のためコリコリした良いクラゲを使うお店では現在はキャノンボールクラゲとチャイナタイプクラゲが中華のメインのクラゲになっています。やはり中華では家庭では食べられないコリコリしたクラゲをお店で食べてこそお客様は感動します。よって「くらげ普及協会」としては、お店では沙クラゲではなくコリコリしたクラゲを使ってほしいと考えます。コリコリしたクラゲの中で特にメキシコ中米産「渦巻くらげ」は歯ごたえがある上に歩留りが良く、クズもなく、三拍子そろったお勧めのクラゲです。
「象眼くらげ」のネギ油和え 使用クラゲ:ヒゼンクラゲ「象眼くらげ」 「吃吃会」様使用(「赤坂璃宮」様にて) |
「渦巻くらげ」のごま油和え 使用クラゲ:キャノンボールクラゲ「渦巻くらげ」 「菜香新館」様(横浜中華街) |
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「姿くらげ」入り彩々野菜 使用クラゲ:メキシコ産キャノンボールクラゲ「姿くらげ」 「馥香ふーしゃん」様(浅草橋) |
「姿くらげ」の梅肉和え 使用クラゲ:メキシコ産キャノンボールクラゲ「姿くらげ」 「ESSENCE」様(南青山) |
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ヒゼン頭使用:モヤシとの炒め(大連) | ビゼン頭使用:野菜との和え物(済南) | |||
エチゼン皮使用:海藻野菜との和え物(大連) | ビゼン頭使用:お刺身風料理(蓋州) | |||
生エチゼン皮使用:田舎煮(旅順) | ヒゼン頭使用:野菜との和え物(大連) | |||
生エチゼン使用:甘酢スープ(大連) | 生エチゼン使用:甘酢スープ(大連) | |||
生エチゼン使用:甘酢スープ(青島) | 生エチゼン使用:甘酢スープ(大連) |